ヒューストンの2018年の不動産年間販売状況および2018年12月の不動産販売レポートが発表されました
2019年 01月 24日
ヒューストン不動産協会(HAR)にて2018年12月の不動産販売レポートおよび2018年の年間不動産販売レポートの発表がありましたので、掲載します。
2018年は2017年夏のハリケーンHARVEYの影響で、どのような幕開けになるか私自身も多少の不安はあったものの、ヒューストンの開発は今まで通り進んでおり、州外や国外からの転勤や移動者も相変わらず多く、マーケット自体にはそれほどの影響はないように思えました。 洪水の被害にあった場所などは、不動産価格が下がり、また、被害にあったところは修復などをしないでそのまま安く売却するケースが多かったのですが、投資家などが飛びついて、そのような家などもあっというまにマーケットから姿を消しました。今は修復などもされていないような家も、それほど割引もなく、マーケットに出ています。
これは私個人の意見ですが、以前あったような$150,000以下で普通に暮らせるような物件というのはヒューストンおよび近郊では姿を消し、あったとしても全体的に修復リモデルが必要な家などばかりで、直ぐに住めるような状況ではないものばかり、$200K以下の物件をヒューストンもしくは近郊で探すのは至難の業になりつつあります。 $200K以下の物件をなるべく新しい状態で購入するとなると、そうとう遠く郊外にいき、まだ開発が始まっているエリアに行くしか手段がなくなりつつあり、ここ10年のヒューストンの不動産状況はかなり変わってきていると実感しています。
前置きが長くなりましたが、以下が簡単な要約です。詳しい記事はHARのサイト にてご覧ください。
2018年は、ハリケーンHARVEYの被害などもあり、不動産の動きがはっきり見えない状況ではありましたが、2017年と比較して4%近く戸建て物件の販売がされたという記録を残しました。 今現在はアメリカ政府の閉鎖により、政府のキャッシュフローなどに影響が出て、それが家のマーケットに影響がでるのではないかとHARのチェアウーマンは懸念しています。
12月の比較
12月の戸建て販売は去年の12月と比較して4.1%減少しました。ただし、ラグジュアリーマーケット($750,000以上)はとても強い動きを出しています。戸建てのメディアンプライス(中央値)は$240,000で3.4%の上昇、これは12月の数字では記録的に高い中央値です。平均価格は4.7%上昇の$306,314と、こちらも12月では記録的な高さを示しました。
2018年、年間の比較
2018年はハリケーンHARVEYの後の平常を徐々に取り戻し、被害にあった家は建て直し、修復などがされ、様々な業界の雇用が進みました。雇用は世界中からヒュートンに集まり、家の購入数を高めています。家のINVENTORY 期間(今販売に出ている物件が全て売り切るまでの期間を示した数字。この数字が6か月以上であれば、BUYER買い手側に強いマーケット、6か月以下であればSELLER側に強いマーケットとなります)は、6月から9月までは4.0-4.1か月と高い数字を出しましたが、年間を通しては3.85という数字を出しました。年間を通しては、平均価格は2.6%上昇の$298,982、そしてメディアン価格(中央値)は3.3%上昇の$237,500、全体的な販売総合価格は28ビリオンドルという記録を残しました。
by houstonrealtor
| 2019-01-24 01:31
| ヒューストン不動産

