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ヒューストンエアポートからの交通機関および日常の交通事情

ヒューストンに赴任もしくは、お引越しされる方が年明けから初夏あたりまで毎年多くいらっしゃいます。NYやLAなど大都会の様子は知っていいても、テキサスの情報はあまりなく、特にご家族連れの方などは不安でいらっしゃる方も多くいると思います。そのような方々に少しずつヒューストンとはどういうところか?という事をご案内したいと思います。
今回はヒューストンの交通機関に関してご紹介します。


ヒューストンに初めて来る方は、本当に何もない田舎町、もしくはカーボーイと牛しかいないと想像された方もいると思いますが、ヒューストンは意外と都会です。(アメリカ第四の都市ですが、人口増加によりシカゴを近々抜くだろうと言われているほどです)

観光という面に関しては、NASAとかありきたりのものしかなく、海はガルベストン湾という決して青い海とはいえないところで、観光に来てくださいね!とは言い切れないところが悲しいところなのですが、逆にそのために、観光地化されていないので地元民たちには生活がしやすい(物価が安い、不動産価格も大都市なのに手ごろ)環境になっていると思います。それでも、ここ10年の間に、石油ガスエネルギー関連の会社をはじめ、様々な企業がヒューストンをはじめテキサス全体に移動しており、人口の増加は驚くほどの勢いで増えています。道路は、ラッシュ時はどこに住んでいても渋滞を避けられず、高速を拡張しても拡張しても間に合わないという状況です。

まずヒューストンは二つエアポートがあります。IAH(ブッシュインターナショナル国際空港)と、HOBBY空港です。殆どの方が国際便でIAHで到着すると思います。
ヒューストンに観光で来られる方はあまりおりませんが、観光で立ち寄る方は、IAHの空港付近で滞在するのはお勧めしません。周りにはレストランも何もないので、観光を考えるのであれば、ギャレリアエリアなどレストランやショッピングなどが揃った場所を選ぶと良いです。

尚、IAHはヒューストンの北側に面していて、ヒューストンの中心部(ダウンタウンやギャレリア地区)などにも約30-45分ほどで到着します。
殆どの方が今はUBER(ウーバー) やLYFT (リフト)を使っていて、地元のタクシーなどを使う方はあまりいないようです。UBER/LYFTの場合は、混み合うホリデーシーズンなどは値段が上がったりしますが、片道で$40-120ほどです(車の大きさや車のランクなどでも変わる)UBER・LYFTのアプリなどを入れると、その時に利用可能のUBERドライバーたちが分かりますし、金額も予めその時に分かるので便利です。その他SUPERSHUTTLE という乗り合いバンのサービスもありますが、こちらも一人$40ほどしますので、UBER・LYFTがお勧めです。

尚、UBER/LYFTとも、スマホにアプリを入れて自分の情報およびクレジットカードなどを登録する必要があります。またアプリを入れるとドライバーとライダー(顧客)のレーティング評価が出てきます。ドライバーの評価が悪い方はUBERやLYFTの運転手から解雇される仕組みになっています。顧客側も態度が悪いとか、問題がある行為をする方はドライバー側からの評価がされ、運転依頼を却下されるケースがあります。
ここで、よく頂く質問ですが、UBER/LYFTは予め金額が明記されているので、TIPは要らないと理解されている方がいるようですが、この費用にはTIPは含まれておりません。義務ではないのですが、米国はTIP社会なので、10-20%ほど気持ちTIPをあげると良いかと思います。

さて、日常の生活における交通機関ですが、ヒューストンには公共機関(メトロバス)というものがございますが、車を持っている地元民はあまり利用されておらず、ほぼ皆自分の車で通勤しています。メトロバスが危険だとか言われていると思いますが、決して危険という訳ではありません。ただし、乗って来る方の多くが車を持てない低所得者の方々です。(中には車を持たない主義のローカルの方もおりますが)ですので、バスの乗客の中には小汚い恰好をした方も乗ってくる事もあり、やはりヒューストンで長く住んでいる方で地元慣れしていないと不安かと思うので、車をお勧めする次第です。
実は、私も学生でヒューストンに来た時(今よりもずっと危なっかしい場所でした)車がなかったので、メトロバスに乗って学校に通っていました。今は片道$1.25ですが、当時20数年前は片道$1.00でしたから、値段も変動していません。学生時代には、乗り合いで酔っぱらいのホームレスみたいなオヤジがいたり、隣に乗り合わせた人が、ドラッグ中毒のリハビリに通う人で、興味をもって話をしていたら、グロッサリー代(スーパーの食糧代)を払ってくれたり、メトロバスの運転手には料金支払わないで乗せてくれたりと、車の運転をしていたら巡り合えなかった様々なローカルの人間たちと知り合う事はできました。ただし、これは私が単身で渡米して、アメリカ全てに興味深々の若い学生であったから、面白い体験としてできた事であり、企業派遣の方々などは企業の安全規則などもあると思いますので、やはり車や車がなければ上記のUBER/LYFTなどをご利用されることをお勧めします。

尚、勤務地から離れた郊外に住んでいる方などは、メトロPARK&RIDEというサービスを使う方もいて、家から左程遠くないPARK&RIDEのところに車を駐車して、乗り合いバスがダウンタウンやギャレリアなどの企業が多い場所に直行便を出しています。利点としては、渋滞でも寝ていける事ですが、難点は、バスの時間などがあり、退社時間の後どこかに寄るのは、地元に帰ってからでないとできないという事でしょうか?友人がこのPARK&RIDEを利用していましたが、お食事に行くとか、予定があるときのみ、自分の車で通勤していました。



by houstonrealtor | 2020-03-16 00:10 | ヒューストンの生活

ヒューストン日本人不動産エージェントです。テキサス州ヒューストンの不動産の売買、賃貸する人への少しでも助けになればと思い開設しました。


by houstonrealtor