ヒューストンの9月の不動産状況の報告がありました
2021年 11月 10日
9月のヒューストンの不動産販売状況がHAR.COMより発信されていますので、ご紹介します。
全米で言える事ですが、住宅ローンの金利がまだ低い事、コロナ禍で在宅勤務が増え、家に住みたい、もしくは今住んでいる家よりも広い家に住みたいというニーズが増えているのも影響しています。今年の5-6月と比べるとかなり落ち着いてきてはいますが、ロケーションが良く人気のあるエリアで、物件の状態が良い、価格もマーケットにあっているものであれば、売りに出た当日には複数のオファーが入るような状態が依然続いています。
このHARからの記事を簡単な要約をします。
相変わらず低いインベントリーにも関わらず、ヒューストンの不動産マーケットは9月も、記録的な数字を出しています。
HARのデーターによりますと、戸建て物件は昨年の9月と比べて1.5%上昇の9226戸の販売を記録(昨年9月は9086戸)
これは年度比較にすると2020年の記録と比較すると15.3%の上昇で、2019年と比較すると21.6%の上昇です。
戸建て価格1ミリオン以上の物件(ラグジュアリーマーケット)の売却数は年度比では34.6%の上昇。これに次いで$ 500,000 から1ミリオンの物件が28.3%の上昇、続いて、$250,000-500,000の戸建てが27.4%の上昇となっています。
戸建ての平均価格は13.4%上昇の$372,408 そして中央値価格は13.3%上昇の$300,000。6月の最高価格から落ち着いてきてはいます。
全てのタイプ(戸建て、タウンホーム、コンドミニアム、高層マンション)を含めると、昨年との年度比較は1.6%上昇の11,286戸の販売。昨年の9月と今年の9月の比較をすると16.9%上昇の4ビリオンドル(40億ドル)の販売となりました。
賃貸に関しては、9月は賃貸は少し落ち着いたものの、賃貸価格は上昇しています。戸建て賃貸は昨年と比較すると8.2%の上昇、タウンホームやコンドミニアムの賃貸は1.8%下落しています。平均の戸建て賃貸価格は9%上昇の$2115、タウンホーム、コンドミニアムの平均賃貸価格は6.3%上昇の$1793となっています。
戸建てのインベントリー期間は1.8か月(**インベントリー期間とは、今マーケットに出ている物件を新しい物件が出ないと想定し、全て売り切った場合の期間を想定する。この期間が4か月以下であれば強いSELLERマーケット、6か月以上であればBUYERマーケットといわれます)
昨年の9月は2.4か月。全米の平均インベントリー期間は2.6か月です(全米不動産協会NARより)
Single-Family Homes Update
by houstonrealtor
| 2021-11-10 12:44
| ヒューストン不動産