ダウンペイメント(頭金)を20%払わないと住宅ローンは組めないのか?
2021年 11月 24日
実は、私はTAHS(Texas Affordable Housing Specialist) という資格を持っております。
これは家の購入の際に得られる州や市からの基金などを利用して、持ち家が欲しい人たちに、より購入しやすくできるプログラムなどを学んでいる資格です。
ところで、家が欲しいと思っている方々で、踏み出せない方々の中で
ダウンペイメントが20%ないとローンが借りれない
という神話?を信じている人はいませんか?
例えば家の購入額が$300,000(30万ドル)として、頭金が20%であれば、6万ドルは最低頭金にないといけない。
また、購入にあたってはそれ以外にも、ローン会社の手数料、家のインスペクション(点検)家の保険などもかかる。
家を購入したら、今後は家電や家具なども新しいものが欲しくなったりする、そして自分の家なので、以前のようにアパートや大家さんが修理してくれるわけではないので、修理代がかかる...
などなど、考えているうちに、持ち家が欲しいという夢は、失せてしまう事ってあると思います。
これはMYH(逸話)です!
勿論、クレジットスコアや、収入など、様々な要素が重なって、家のローンが組めるので、必ずしも全員に適用するわけではないですが、
FHA(FEDERAL HOUSING ADMISTRATION)という政府がバックアップしているローンであれば、クレジットスコアもそこまで良くなくても、
頭金3.5%でローンを組むことができます。また、CONVENTIONAL(一般の住宅ローン)でも、3-5%のダウンペイメントを組むことが可能です。
またさらに、初めて家を購入する人(過去に持ち家だった人でも、2年間持ち家に住んでいない場合はFIRST HOME BUYERとみなされます)であれば、
テキサス州からの基金を使って、更に割引を得る事も可能です。
これは、TSAC(Texas State Affordable Housing Corporation) という団体や、ヒューストンのハリスカウンティーなどでも基金を出していて、それを利用することができれば、頭金のアシスタンス(ある一定期間家に住んでいたら、その得られたダウンペイメントアシスタンスの額も返済免除になる)や、モーゲッジクレジット(住宅ローンの利息の支払いを年末調整で申請できる)などの特典を利用することができます。
このダウンペイメントアシスタンスのMYTHとしては、決められた一定のエリアしか得られないとか、対象の家の値段はものすごく安くないといけないとか、収入がものすごく低くないと得られないとか、色々あると思いますが、実は、どのエリアでも使う事が出来て、収入制限もかなり高めです。
下を見ていただくと分かる通り、FHAのローンを借りる場合、1-2人住まいであれば年収$79,200以下の方、3人以上のお住まいであれば$91,800以下の方がこの基金を受けられる対象、そして購入額も$311,979となっています。
(引用:https://www.tsahc.org/public/upload/files/general/2021-10-01_TSAHC_Combined_Income_Purchase_Price_Limits.pdf)
果して自分はこの基金を得られる対象になるのか?と分からない方は、こちらから ごく一般的な簡単な質問に答えると分かります。
では、この得点を得るにはどうしたらよいか?という話になると思います。
これは、このダウンペイメントアシスタンスの資格がある住宅ローン会社の方が、細かく説明、フォローをしてくれますが、
まず、この基金を得るには、一日オンラインでホームオーナーシップに関しての講習を受ける必要があります。(英語)
その後、住宅ローンの担当者が、必要な書類などを求めてきますので、それらを提出して、その後、どのようなダウンペイメントプログラムが一番合っているか?などアドバイスしてくれるでしょう。
少しでも最初の持ち出しが低く抑えられれば、そのセーブできたお金で、家具や家電を購入することができるかもしれませんし、他の事に用意することもできると思います。
もちろん、このダウンペイメントや、住宅ローンに関して、注意しておくことなどもありますので、これらのダウンペイメントアシスタンスを使った家の購入など、ご興味がある方は、お知らせください。
ホームオーナーシップは決して夢ではありません。その夢のお手伝いができたらうれしいです。
by houstonrealtor
| 2021-11-24 07:47
| ヒューストン家の買い方