2022年の不動産価格の予想
2021年 12月 17日
今年はどの州でも、不動産価格が高騰し、購入者(BUYER)にとってはなかなか厳しい一年でした。競合が出て、値段が吊り上がり、迷っているうちに家が無くなってしまうので、即決しなければならない状況で、ゆっくり考えるという余裕がなかったというのが本音です。
多くの家を購入したい方、もしくは今持っている持ち家を売って新しい家を購入したいと考えていた方々は、今の不動産を買ったら、最高値で購入してしまって、来年には不動産バブルの崩壊なので値段が値崩れするのではないかと不安に思っている方も多いかと思います。
不動産のエキスパートたちによると、来年は家の値段は値崩れするような事はないだろうと予想している方が大半です。理由は以下の通りです。
来年も供給より需要が増す場合(売り主より購入者の方が多い場合)2022年も値段は上がっていくだろう、ただし今年のような高騰ではなく、緩やかな値上がり(例年のような)になるだろうと予測しています。売られる家が少ないのに対して、購入したい方が多ければ、需要と共有の関係で自然に値段は上がります。
例えばもっと売る家が増えたとして、この需要と供給のバランスが保たれるかというと、まだそのバランスに至るには時間がかかるだろうと予測しています。
以下が2022年の不動産エキスパートたちの家の上昇率の予想です。
このグラフから何を読み取れるか?というと、どのエキスパートの予想も、2022年が値段が値崩れすることを予想していない事です。 今年のように10-20%の高騰などはなくとも、値上がりはするだろうという予想です。
Hunter Housing Economics のBRAD HUNTERさんはこう言ってます。
”最近の安定しない家の価格の上昇は少しずつ落ち着いてくるだろう…家の価格は下がる事はないだろう、ただし、家の価格はより持続可能なペースになるだろう”
REALTOR.COMのDANIELL HALEさんはこう言ってます。
”家の価格は元の普通の価格範囲に戻るだろう、ただし、これは今の一番高値の数字からだ。したがって価格はまだ上がっていくだろうが、ペースはかなり緩やかになるだろう”
私個人は来年のヒューストンの不動産マーケットの予想は正直言ってつきません。コロナでSTAYHOMEになった時、誰もが不動産に大きな影響が出て、不動産が売れなくなると不安になりましたが、全くの逆で家を購入する方が激増しました関係で、価格高騰の現象が起きました。来年はまた皆の予想を裏切るような事が起こるかもしれません。ただし、私自身も、不動産バブルがはじけるような2007年-2008年のような状況を再び見るとは思いません。今コロナで仕事を失って、住宅ローンの支払いを遅延している人たちの差し押さえが始まったとしても、その遅延金を上乗せしても、家の価格の上昇の為に、家が高く売れるため、家を差し押さえにされる前に売り切ってしまう事ができます。そのため、多くの差し押さえ物件が出てくる事もないと思いますし、差し押さえ物件が出てきても、投資向きに手ごろな価格という事はないかと思います。
ヒューストンに関して言えば、今年は本当にカリフォルニア州からの移動の方が多く、まだまだ人はヒューストンをはじめテキサスに集まってきています。最近では、オースティン、ダラスの不動産が高騰しきっているため、ヒューストンに方向性を変えたという方からの問い合わせも来ています。不動産が落ち着くまで待つというのもありですが、一体いつが、落ち着くのか?それを待っている間に、不動産は予想通りじわじわと上昇し、決心がついたころには元々購入したいと思っていた価格よりかなり高くなってしまうのではないか?ローン金利なども、今のような低金利ではなくなってしまうのではないか?などという事もあります。そのような要因から、私も2022年のエキスパートの予想は一理あるなと思っています。
不動産の動きや、家の購入のタイミング、購入を考えているが、どこから始めていいか分からない、まだ購入するかどうか分からないなどなど、様々な思いがある方、お気軽にお問合せください。
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