固定資産税のお知らせ
2022年 01月 25日
不動産をお持ちの方は毎年3月から4月にかけてカウンティーからAPPRAISAL VALUE(カウンティーの査定)のお知らせが来ます。
そのカウンティーが定めた査定額に併せて、毎年固定資産税がかかります。
ヒューストンに住む方は既にお分かりの通り、テキサス州は州税、市税、カウンティー税などが所得税としてかかってきませんので、その分固定資産税が他州よりも高く設定されています。範囲は2.3-3.6%くらいです。
持ち家に住んでいる方は、HOMESTEAD EXEMPTIONに申請をされていれば(過去記事をご参照ください)約20%の割引が適用されます。今年も4/30までに申請をする必要がありますので、申請をされていない方は早めに申請をすることをお勧めします。
尚、このAPPRAISAL VALUEはカウンティーの税収目的が主な目的なので、毎年カウンティーではできる限りVALUEを上げて税収を増やす意図はあります。
その為、持ち家の方は、そのカウンティーのVALUE(査定額)に不服であれば、ご自身、もしくは業者などを介して、その価格に対してプロテストをすることが可能です。
ハリスカウンティーなどの場合は、オンラインでI-PROTESTというプロテスト方法があり、そこに自分が信じる家の価値を入れて、理由を記載して送る事ができます。
カウンティーからは一か月後ほどに、カウンティーの返事として、そのプロテストを受け入れるか、もしくはカウンティー側の再提示価格が来るか、全て却下されるかになります。その返信に不服な場合は、次にARBITRATIONといって、カウンティーの査定の方たちとのミーティングがあります。今はコロナ禍なので、ほとんどZOOMなどリモートでできると思うのでそこまで緊張はしないかと思います。
コロナ禍前は、実際にオフィスに行き、査定の人たち6名ほどの人を前にして、なぜ自分が主張する価格が正当なのか?を説明していたのですが、それはそれは緊迫した雰囲気で緊張します。
因みに、私が不動産エージェントになる前に、一度自分の物件で行ったことがあります。その時は緊張しすぎて何を自分が言ってるのかも分からない程でしたが、なぜが私の主張が通りました。今でも不思議です…多分同情を買ったのかもしれません…(苦笑)
私は毎年私を介して不動産を購入されてきたお客様に対しては、無料で前年度のエリアの平均価格などの資料を出してきました。
別の不動産会社などで購入された方は、まずご自身のエージェントに相談して、プロテストに必要な資料を出してくれないか相談することをお勧めします。
場合によっては、料金を取る方もいるかもしれませんし、これらは基本不動産エージェントの仕事範囲ではないので、却下される可能性もあります。
もし、ご自身の不動産エージェントが対応してくれない場合は、ご連絡ください。
今年は私もスタッフが増えましたので、私もしくはアシスタントの方で無料でその年のPROPERTY VALUEの資料を提供できます。
ただし、資料を出すのに3-4週間は最低でも余裕をもって頂きたいので、早めにお知らせくださいますと幸いです。
それらの資料と、カウンティーから届くAPPRAISAL VALUEを見て、プロテストをする必要があるか検討されても良いかと思います。
ただ、私個人のアドバイスとしては、これは税収目的が主なので、毎年却下されてもプロテストをする事をお勧めしています。(私ども不動産エージェントは、カウンティーPROPERTY VALUEではなく、過去半年に同じエリアで同じタイプの売却された家などの価格を見てマーケット価格の範囲を調べています)
ご質問があればお気軽にご連絡ください。
by houstonrealtor
| 2022-01-25 03:21
| ヒューストン不動産