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ヒューストン6月の不動産販売レポートです

ヒューストン不動産協会(HAR.COM) より6月の不動産販売レポートが発表されました。
コロナ後、金利の減少とステーホームによりアパートではなく戸建ての家に住みたい方のニーズが増えた事、自宅勤務が可能になったため、他州から会社を変えず、不動産価格や生活費の割安のテキサスに移住してくる方が増えた事などもあり、不動産売買は購入するものにとっては大変な年ですが、6月は金利の急上昇や、インフレーションなどの影響、不動産価格の高騰、売りに出る物件の少なさなども要因となり、不動産のマーケットは徐々に落ち着きを取り戻している、つまり平常の状態に戻りつつある印象を受けます。


以下が概要になります。

ヒューストンの記録的な暑さのように、熱かったヒューストンの不動産マーケットも、少しずつ冷めてくる兆しが見えています。2022年初めて顕著に見える不動産売買数の低下がみられました。売りに出ている家が少ない事、記録的な不動産の高騰価格、住宅ローンの急激な金利の上昇、そしてインフレーションなどが重なっての結果です。ただし、売却数はスローダウンしたものの、新しく売りに出す物件が徐々に増えてきました。(インベントリー期間は2か月、これは2020年11月依頼の高い数字です)

ヒューストン不動産協会では、戸建ての売り上げは8.6%下がり、3か月連続の減少です。2021年の6月は10649戸の売却に対して2022年の6月は9728戸の売却でした。ただし、売り上げ総額は1.7%上昇の2021年の記録的な売り上げ総額を上回っています。
今回も、$500,000から1ミリオンドルの価格帯が一番多く家を売却しました。昨年の6月と比較すると22%増しです。次に$250-500、000の価格帯で2.4%増加。1ミリオンドル以上のラグジュアリーマーケットは、2年ぶりに減少し2.3%でした。
$250,000以下の物件というのは、なかなか見つからず、この価格帯で探している方は、賃貸にされるか、一旦賃貸にしてまた機会を待つかにされているようです。7月の最初の週は、金利がFREDDIE MACのレポートによると、ようやく30年のレートが5.7%から5.3%に下がったと報告がされました。
ただし、5.3%の金利も、2020年の12月から平均の金利の2.67%と比較すればまだ高い数字です。
平均の戸建て売却価格は11%増しの$436425を記録しました。先月と比較すると若干下がっています。また中央値価格は13.2%増しの、$355,000これは、過去最多価格になります。今年の3月に初めてヒューストンの平均価格が$400,000を超えました。2021年の5月には、中央値価格が$300,000を超えています。(**中央値価格とは、価格を順番に並べて、ちょうど中央になる価格になり、平均価格とは異なります)

3か月連続で、戸建ては’CLOSE TO ORIGINAL LIST PRICE RATIO’(リスト価格に出した価格と、売却されたときの価格の割合)が100%以上になりました。6月は100.1%でした。これは、ほとんどの買手がリスト価格かそれ以上の価格のオファーを出して購入していることを意味します。初めてこの数字が100%を超えたのは、去年の夏でした。昨月は100.9%という最多率を出しています。
以下が6月の不動産販売のデーターになります。
Single-Family Homes Update

DAYS ON MARKET(マーケットに出してからオファーを受けて契約が成立するときまでの期間)は、30日から28日に減少しました。インベントリ―期間は1.4か月から2か月となりました。これは2020年11月から、より多くの物件がマーケットに出てきているという事を意味しています。尚、全米の平均インベントリー期間は2.6か月となります(NAR…National Association of REALTORより)


Townhouse/Condominium Update
タウンホームとコンドミニアムの売り上げ数はこの二年間で初めて15.3%の減少でした。平均価格は4.7%上昇の$259557、中央値価格は2.7%上昇の$220,000です。インベントリー期間は、2か月から1.7か月に減少しています。



by houstonrealtor | 2022-07-26 03:00 | ヒューストン不動産

ヒューストン日本人不動産エージェントです。テキサス州ヒューストンの不動産の売買、賃貸する人への少しでも助けになればと思い開設しました。


by houstonrealtor