ヒューストン不動産マーケット7月の報告です
2023年 08月 12日
HAR(ヒューストン不動産協会) から7月の不動産マーケットの報告がされましたので、簡単に要約してお知らせします。
夏場は移動時期と言われ、不動産の売買が活発になる時期ではありますが、今年は販売する物件も少なく、また金利の上昇(7%-8%)のため、家を購入する方が減り、同時に金利の上昇のため、家を売って再度買い替える方が減っていると推測されます。金利が高くても、家を購入したいと思っている買手はおりますが、希望のエリアに希望する物件が出てこないという悪循環で、その為、賃貸を継続する方が増え、賃貸マーケットは今年も好調です。
尚、以下に説明するMONTH OFSUPPLYというのは、今マーケットに出ている物件で追加物件がないと仮定し、その物件が全て売り切る期間を計算したもので、6か月が安定したバランスの取れたマーケット、6か月以下はSELLERに有利、6か月以上はBUYERに有利なマーケットと言われています。
パンデミック後の金利が2%などになった時には、それこど、このMONTH OF SUPPLYは1%、もしくは場所によれば1%以下などのところもありましたので、それに比べると落ち着いてきてはいます。
ただし、人気のあるエリアなどは相変わらず物件の動きは早いのも確かなので、未だにヒューストンは売り手に有利なマーケットと言えるでしょう。
前置きが長くなりましたが、以下がHARからの本文の要約です。
幾つかの場所はネガティブな数字を出しているにも関わらず、ヒューストンの不動産マーケットはパンデミックや住宅ローンの金利上昇を乗り越え、正常のマーケットに戻りつつあります。ヒューストンおよび近郊の不動産販売は、16か月連続で下がっておりますが、減少率はここ一年あまりで最小です。
HARの発表によりますと、2023年の7月は、戸建ては8.5%減少の7757戸の販売、(2022年の7月は8256戸)これは、2022年の6月以来、一番低い販売数になります。
MONTH OF SUPPLY (供給できる家)は3.2か月、これは2020年の5月の3.3か月に次ぐ高い数字です。パンデミック前の2019年6月と比べると、家の販売は15.3%下がっています。
唯一戸建て販売でポジティブな数字を出しているのは、$100,000台の家です。(ただし戸建て販売全体の1.2%しか占めていません。***ヒューストンではもう$100,000台の家というのは殆ど皆無です)
戸建て賃貸やタウンホームは、依然として強い数字を出しています。
戸建ての価格は安定してきており、平均価格は0.6%上昇の$428,140、中央値価格は2.3%上昇の$340,000となっております。これは2022年5月に出した最高平均価格$438,350を下回っています。
Days on Market, or the actual time it took to sell a home, increased from 27 to 42 days. Months of inventory registered a 3.2-months supply compared to 2.4 months a year earlier. The current national supply stands at 3.1 months, as reported by NAR.
Broken out by housing segment, July sales performed as follows:
- $1 - $99,999: increased 6.5 percent
- $100,000 - $149,999: decreased 7.2 percent
- $150,000 - $249,999: decreased 6.1 percent
- $250,000 - $499,999: decreased 11.8 percent
- $500,000 - $999,999: decreased 8.3 percent
- $1M and above: decreased 2.6 percent
by houstonrealtor
| 2023-08-12 03:13
| ヒューストン不動産