年明けからヒューストンに転勤、移動される方のお問合せも増えてきました。
今回はヒューストンにお引越しが決まった場合でまず、何をしたらよいか?何を考えたらよいか?簡単にまとめてみました。
今年は不動産賃貸物件が少ない事(アパートも含め)そして家賃も高騰しているため、場所などが定まっていな場合などは、一向に物件が決まらない(迷っている間に誰かに取られてしまう)ケースがありました。 この傾向は、賃貸物件が少ないため、まだ続くと言われていますので、早めに住むエリアなどは決めて、ご着任したらすぐに内見して物件を決められるような準備が必要かと思います。
①自分に合う不動産エージェントを探す
不動産の賃貸(アパート、戸建てとも)は不動産エージェントなしでもできます。場所が分かっている方、交渉が自分でできる方は、不動産エージェントなしでも自分でやり取りはできるでしょう。
ただし、こちらではLISTINGエージェント(不動産物件を出している方)やアパートのリースエージェントは、大家(家主)に雇われており、彼らの義務は大家の利益につながるように働く事です。つまり、テナント側が直接問い合わせをして自分の経済状況などを話した場合、その情報を全て大家に伝え、大家に有利なように交渉してきます。そのため、自分用の不動産エージェントを見つける事は賃貸でも大切です。
そのエリアの賃貸状況、エリアの生活環境、学校など良く理解している方などを探すとスムーズに進むと思います。メールや電話などで問い合わせをしたり、ZOOMなどで話したりして、ご自身に合う不動産エージェントを見つけてください。
②アパートが良いか?戸建てが良いか?
例えば単身の方であれば、わざわざ戸建てなど修理など煩雑になりがちなところに住む必要はなく、アパートで、アパートが電球の交換から行ってくれて、荷物なども預かってくれるところが良いでしょう。ご家族が多くいれば、アパートでは手狭ですので、戸建て物件が必要になります。
ご自身が何を求めているのか?から考えていくと良いかと思います。
たとえばヒューストン内であれば、戸建て物件はヒューストン周辺で探すのはかなり難しくなっていますので、ヒューストン郊外か郊外に近いヒューストンなどに住むことになる確率が高いです。
③お子様がいる方はどこの学区に住むか?が一番大切
ご存知であると思いますが、お子様がいる方は、どこの学区に住むか?が一番大切です。
こちらでは学校のランクなどは、以下のような学校の評価を調べるサイトがあります。
ただし、このような評価だけで選ぶのではなく、実際に学校に問い合わせをして、学校の方の対応やお子様が英語が話せない場合は、ESLプログラムなどの有無などの確認も必要です。実際にご着任されたら、
https://www.greatschools.org/
https://www.schooldigger.com/
https://www.niche.com/k12/search/best-school-districts/s/texas/
https://txschools.gov/
https://www.har.com/school
④アメリカにて直ぐに銀行の口座の開設ができるようにする
アパートでも、戸建て賃貸でも、物件が決まり、お住まいになる前に、通常一か月分ないし二か月分のデポジット(敷金)とその月の家賃(一か月分)が必要になります。現金で持ち込める場合も、現金での支払いはできませんので、米国に到着したらすぐに銀行開設をする。
もしくは、カリフォルニア州ですがユニオンバンクで、日本にいながら口座が開設できるサービスがあるようです。これらの情報も予告なしで変更される事もありますので、事前にご確認をお願いします。
https://www.bk.mufg.jp/tsukau/kaigai/kouza/cali/index.html
ユニオンバンクの難点は、ヒューストンには支店がありませんので、戸建て賃貸の場合は、銀行から発行してもらう小切手などを依頼するのに時間がかかる事。
またZELLEという無料電子送金がアメリカでは支払いに一般的に使われていますが、その設定も場合によっては数週間かかるというケースもあるようです。
その為、送金はユニオンバンクにして、ヒューストンにある現地の銀行口座をなるべく早く開設しておくことも大切かと思います。
⑤雇用証明書などの用意
こちらはご着任された後でも良いのですが、アパート戸建てとも収入の証明を求められます。新しい職場になる場合は、会社から出してもらう雇用証明書で収入の証明として受け入れてくれるところが多いので、人事課と相談していただき、ご着任直ぐに発行出してもらうように準備することが大切です。